第18章 アルマトランの記憶 ~仲間~
レジスタンスの廊下を走るシバ。
シバ『やった、やった!シュウが目を覚ました!』
喜びながらシバはソロモンの所へ急ぐ。そしてドンっと強引に大広間の扉を開けた。
シバ『ソロモン!!!』
ソロモン『ん?どうしたんだシバ、今アルバと稽古を』
見るとそこにはアルバも汗だくでたっていた。だがそんなことは関係無くシバは大声で叫んだ。
シバ『はぁ、し、シュウが・・・目を覚ましたの!!』
ソロモン、アルバ『!?』
アルバ『本当かい?シバ』
ソロモン『っは!!案内してくれシバ!』
シバはソロモンに言われた通り二人を研究室まで全力で走り急いで向かった。
ソロモン『シュウ!』
ソロモンはシバを追い抜きすぐさま扉を開けた、そしてそこには椅子に座ってシュウを眺めるウーゴの姿があった。
ウーゴ『ソロモン、来たんだね!』
ソロモンはシュウの顔を見て安心したような安堵の表情を見せた。
ソロモン『シュウ、大丈夫なのか?俺が誰か分かるか?』
念のためソロモンはシュウに確認させた。
シュウ『・・・・・・。』
沈黙になった。シュウはソロモンの質問に答えてくれなかった。
ウーゴ『し、シュウ?大丈夫?』
シュウ『・・・・・・。』
その時、シュウは顔を上げてソロモンの顔を見た。その時にまた沈黙が流れた。そしてしばらく経つとシュウはソロモンの名前を呼んだ。
シュウ『・・・・・ソロ、モン?』