第17章 アルマトマンの記憶　　～存在意義～

ダビデ『！？なんだこのボルグは』

ダビデの口から初めて驚きの顔をしていた。そしてすぐにシバはダビデの杖を回収し、ダビデの杖の中心部分に光る紫色の宝石を破壊した。

シバ『や、やった！ソロモン！！』

成功したシバは大声でソロモンに伝えた。だがダビデはシバをただで逃がすつもりはないようだ。

ダビデ『私の計画を妨害されてしまった。そなたはこれからも私の計画を壊すものとなるだろう。だから排除させてもらおう』

ダビデはシバの前で神杖を起動させた。そして杖をシバにつきつけた。

シバ『あ、あ･･･私はどうやって戦えば神杖だってあるけどかなうはずが･･･』

本気で立ち向かっても敵う訳がないと心の底でいまシバは絶望を見ていた。

･････すると。

イスナーン『降り注ぐ雷槍[ラムズ･アルサーロス]』

突然来た雷にダビデは一瞬怯んだが、すぐに消し去った。

イスナーン『シバ！！大丈夫か？』

マゴイが切れかかっていたイスナーンがシバの様子を見てギリギリで助けたのだ。そしてイスナーンだけじゃなくセッタやファーランも一緒にいてシバやソロモンたちのアシストもしてきたのだ。

シバ『皆、私･････やったよ。作戦成功したよ』

ファーラン『よくやったアル、でもまだアル。そっちの宝石は壊したけどシュウの方はまだアル。あとはソロモンたちに任せるしかないアル』

シュウ方にも宝石はどこかに“埋め込まれている”らしくまだ終わりじゃなかった。