第17章 アルマトマンの記憶 ~存在意義~
シバ『ソロモン、シュウの居場所は、わかったの?』
ソロモン『ああ。・・・ウーゴ!北の辺境に向かう。すぐに向かってくれ。』
ウーゴは雷魔法を使う魔導士を集め、北の辺境へ飛ばした。
魔導士『ダビデ様、レジスタンスの奴等が動き出したようですよ。こちらに向かっています。』
ダビデは魔導士の方を向かず腕を組んでいた。そしてダビデの目の前には倒れ、意識のないシュウの姿があった。
ダビデ『そうか、では迎え撃つまでだ。そろそろ神の子の力を見せてもらわぬとな。』
ダビデは杖をシュウに向け微笑んだ。その時、シュウの記憶はなかった。
そしてシュウは起き上がり赤い眼差しでダビデを見つめた。
ダビデ『君の力を試すときだ。これからレジスタンスという不浄の者がやって来る。お前の力で排除して見せよ。』
シュウ『・・・・・・了・・・解。』
シュウは杖を持ち外でソロモン達の到着を待っていた。
そして、あの日ダビデにつけられた腕輪のブレスレットは赤く輝きダビデにルフを通していた。