第17章 アルマトマンの記憶 ~存在意義~
ー数日後ー
シュウがいなくなってから約5日になった。ソロモン達は未だダビデのアジトを見つけられずにいた。
ソロモン『っっ!!くそ!!!』
ソロモンは机をドンと叩いた。まだ居場所を探すのにてこずっているようだった。
ファーラン『南は駄目だったアル。15人係でやったけど無駄アル。』
ソロモンは机の上にある地図を見た。赤いマークがかなり記してあった。
アルバ『ソロモン。』
シュウの居場所を見つけるために全く寝ていない何も食べていないらしく、ソロモンの顔には疲労の表情を浮かべていた。
シバ『ソロモン、ここは後は私がやっておく。だから少しは休んで・・・ね?』
ソロモン『大丈夫だ、シバ・・・お前に次に向かう東の方向を頼みたい。』
そういって地図に視線を戻した。
シバ『ソロモン・・・わ、分かったよ。』
ソロモンは地図を見つめているとある場所に気づいた。それは唯一赤丸が保たれている場所であった。
ソロモン『ここは、遺跡だ!!』
すると突然ソロモンは地図と杖をとりだし外へ出た。留守番をウーゴに任せて遺跡へ向かった。