第17章 アルマトマンの記憶 ~存在意義~
シュウ『・・・・・・・皆。』
シュウは暗く閉ざされた部屋の真ん中でため息をついていた。
月明かりすらはいらない闇の部屋。シュウは一人ぼっちで寂しかった。
シュウ『・・・・うぅ、僕・・・なんか、寂しくなってきたよ。ソロモン・・・・・助けてよ。』
静かな部屋に届くはずのない助けを求めた。
ダビデ『では、そろそろ始めよ。我らの計画を』
ダビデは右手にとある機会を持っていた。それが何の機会かは、わからなかった。ダビデはその機会を起動させた。
兵士『成功しますかね。ダビデ様。』
ダビデ『案ずるな、まだ始まったばかりだ。』
そしてシュウの方では、ダビデが起動を起動させた時、少し異変が起きていた。
シュウ『目が、グラグラする。それに頭もなんだか痛い。なんなんだよ。』
すると謎の音波が出ている事を感じた。その音波はブレスレットにあった。
シュウ『この音波は魔法?でもここは絶縁結界が張ってあるはず、何故魔法が・・・もしかして』
シュウはとりあえず考えた事を実行することにした。