第17章 アルマトマンの記憶 ~存在意義~
シュウ『はぁぁぁ!!降り注ぐ雷槍[ラムズ・アルサーロス]』
雷がダビデに襲いかかる。だがダビデは先程と同じように杖をくねらせ軌道をかえ避けた。
ドクン ドクン
またシュウの心臓が痛んだ。
シュウ『ああ、また。また我らが父が・・・力を奪われて・・・かわいそうに、悲しいよ。ふざけるな。よくも・・・殺す、お前だけは、殺す!!!』
シュウはイル・イラーが傷つけられた事への怒りが込み上げてまるで別人のように。
シュウ『大魔氷空氷柱[ザルグ・ホルディング]』
重力と氷を合わせ当たらなくとも重力で元に戻す厄介な魔法だった。
シュウ『くらえぇぇ!!』
別人のようになったシュウはダビデにどんな強大な魔法をどんどん使っていく。普通の人間なら即日ましてやマギであろうとでも。
ダビデ『・・・・・っふ。無駄だ』
またダビデは杖を傾け軌道をかえ避けた。だがあの氷柱はおとりだったのか後ろにシュウは構えていた。
ダビデ『っ!?』
シュウ『共鳴の大音響[ハディーカ・ハルディーク]!!!』
杖から鼓膜が破けるほどの大音量がダビデを襲った。
ダビデ『っな!?』
ダビデはしたに落ちた。