第17章 アルマトマンの記憶 ~存在意義~
ソロモン『シュウ、お前・・・なんで来たんだ!』
シュウ『ソロモン、もうボロボロじゃないか!だから任せて、僕・・・皆の“仲間”だから!少しは役にたたせてよ!!!』
シュウはそういって浮遊魔法で浮きソロモンやアルバ、仲間を見た。その目は仲間を傷つけられたのか怒りのように輝く赤い眼だった。
ダビデ『さぁ、教会の方へ戻りましょうか。神の子よ。』
ダビデはシュウに右手をさしのべた。しかし、シュウは動じない。
シバ『シュウ、どうするつもりなの?何でも魔法を返されてしまうと言うのに。』
アルバ『私たちには何も出来ないわ。』
アルバはシバの肩を叩いた。そして上空を見つめた。
シュウ『お前が、我らが父から力を奪ってたんだな。許さない。』
ダビデ『証拠がないであろう。』
そういうダビデにシュウは全てを話した。心臓の痛みも聞き取れない声の事も。
ダビデ『・・・・・そうか、』
シュウ『認めたな、お前が我らが父を・・・絶対に許さない、お前はここで倒す!』
シュウは重力魔法で一気に飛びダビデに襲いかかった。