第17章 アルマトマンの記憶 ~存在意義~
音魔法で怯んだダビデは地に足をつけた。
ダビデ『っふ、流石は神の子だ。だが・・・未熟だ。自分しか見えていない。そんな奴に私は倒せない』
ダビデは杖を一回転させた。その瞬間巨大な竜巻が起きた。
ソロモン『っうぅ、!な、なんて風だ』
耐えるものもいるがそれは瞬間の事、レジスタンスの皆は吹き飛ばされ岩に激突した。
そして、竜巻が止んだ頃には皆は意識がないかのように倒れこんでいて動かなかった。
シュウ『・・・・・はぁぁ・・・・・み、皆。』
上空にいるシュウは倒れこんで動かない皆を見てまた怒りが込み上げてきた。シュウの瞳はまた赤くなっていた。
シュウ『お前!!よくも!灼熱の双拳[ハルハール・インフィガール]!!!!』
しかし、シュウの放った魔法はダビデには効かずボルグだけで防がれてしまった。そしてまた心臓が悲鳴をあげていた。
ダビデ『周りをよく見なさい。己しか見えぬお前は私に勝てない。』
ダビデの言葉にイラついたシュウは杖に大量のマゴイを込めていた。
シュウ『ふざけるなぁぁぁ!!!!【いにしえの精霊達よ、我に力を!】雷光滅剣[バララーク・インケラード・サイカ]!!!!!』
ダビデ『・・・・神の子がその程度とは、失望したな』