第16章 アルマトランの記憶 ~真実~
シュウとアルバの稽古は続き気がつけば時は夕方になっていた。
アルバ『・・・・ふぅ~、じゃあ今日はここまでで良いかな?お疲れ様。』
その途端、シュウはいきなりドンっと倒れた。
シュウ『はぁ~~、つ、疲れた。』
シュウは息をゆっくり整えて立ち上がりにっこり笑った。
シュウ『アルバ、今日はありがとう。』
ペコリと頭を下げた。
アルバ『うふふ、じゃあ中に入りましょう!きっとそろそろ夕御飯の時間だと思うし』
そういってアルバはシュウと手を繋ぎ中に戻って行った。
ー廊下ー
ソロモン『そうか、やはりか。』
ウーゴ『うん、下手をしたら会う可能性があるかも知れない。どうする?コースを変更した方が良いよね?』
基地の廊下ではソロモンとウーゴが地図を見ながら話していた。
アルバ『ソロモン?それにウーゴも、どうしたのですか?』
ソロモン『ああ、アルバ、シュウも稽古は終わったのか?』
アルバはソロモンの質問に正確に答えこれからの事も話した。
シュウ『・・・あの、どうしたの?』
シュウの問にソロモンとウーゴは少し浮かない顔をした。
ウーゴ『あのね、これから行くグヌードのルートを進んでいくと聖教会の長、ダビデに合う可能性があるんだ。』