第16章 アルマトランの記憶 ~真実~
シュウ『はぁぁぁー!!』
カン! カン!という金属がぶつかる音が基地中に響いた。
アルバ『うん、かなり筋が良いじゃないか!これなら最低限の技まで行けるね。』
アルバはソロモンにも剣術を教えたこともあるらしく剣術だとアルバが一番強いほど。
シュウ『そっか、あのアルバ。』
アルバ『ん?』
シュウは少し浮かない顔をして申し訳なさそうにアルバに近づいてきた。
シュウ『あの、アルバはやることが沢山あるはずだから、僕に・・・気を使わなくてもいいんだよ。』
シュウの気遣いにアルバは少し驚いてその後、笑った。
アルバ『ふふ、そんなことないさ、自分の身を守るために剣術は必要だよ。何よりシュウは私達の【仲間】なのだから。』
アルバの言葉にシュウは少し驚いていた。【仲間】という言葉はシュウにはわからなかったからだ。
シュウ『仲間って・・・なんだい?』
アルバ『仲間と言うのは、う~んなんというか・・・っあ!共に過ごしていつも共にいる存在かな?』
うまく言えなかった。けどシュウはその言葉を信じ自分が仲間であることを喜び笑顔になった。
アルバ『さぁ、続きをしましょう。』
シュウ『・・・・・・・うん!!!』