第15章 アルマトランの記憶
ソロモンが浮遊魔法で飛ばしてから約30分。短い時間に思えるがマゴイが危うい時間だった。
ソロモン『ここだな、ダビデがここで何かを知ったんだ。ここを探索したら、何か分かるといいけど』
ソロモンは杖にマゴイを込め光魔法で辺りを照らした。
ソロモン『あった!これだ。え~と』
*私は世界の平和を願う。世界を守り、見守るため、私はある子を作り出した。その子に世界へ降り立てない私の代わりに世界を救って欲しい。
ソロモン『これ、誰が言ってるんだ?』
*私はその子を作るためにまずは私のマゴイを彼に差し上げ、力をつけさせた。私はその子だけが使える魔法も伝授した。その力を【いにしえの力】と呼んだ。世界でただ一つだけの力。
ソロモン『いにしえの・・・力。』
*日がたつにつれ少しずつ力が加わり良き姿になってきた。私は私が作り出した、たった一人の子を【神の子】と名付けた。
ソロモン『神の子って、ダビデたちが言っていた。あの・・・・・・待てよ、じゃあ!神の子って!?』
ソロモンは焦りながら次の文字を読んだ。