第15章 アルマトランの記憶
シュウ『ねぇ、ソロモン。何してんの?』
ソロモン『ん?シュウか、え~とこれか?これはこの世界の歴史について書いてあるんだ。俺はこれを読んでいるだけだけど、どうしたんだ?』
シュウ『・・・・・・それ』
シュウはソロモンの横にあるひとつの書物を見つめた。何だか地図見たいな図に赤丸印がいくつも入っている。
シュウ『これは何?』
ソロモン『ん?それは地図だよ、この世界のな。でも未だ分かっていない所が多いけどな。』
シュウ『この赤丸印は?』
ソロモン『これは、遺跡の場所だよ。』
遺跡。何故ソロモンがそんなことを調べているのかシュウには、分からなかった。するといきなりソロモンが立ち上がった。
ソロモン『・・・・・これだ!やっと見つけた。』
ソロモンは見つけた書物をじっくりと読み込んでいる。
シュウ『その書物は何が書いてあるの?』
シュウの言葉は書物に夢中になっているソロモンには聞こえてなかった。
シュウ『ねぇ、ソロモン。』
するとソロモンはシュウの肩を叩いて微笑んだ。
ソロモン『やっと見つけた!・・・シュウ、お前はアルバたちの所に戻っておいてくれ。』
そういってソロモンは書簡にシュウを置き去りにして外へ飛び出した。