第15章 アルマトランの記憶
杖をシュウに渡すとウーゴはシュウにあることを教えてくれた。
ウーゴ『今ね、君の体を維持できるような魔法道具を作っているんだ。できたらシュウに渡してあげる。それができるまで魔法を使うのはオススメしないよ。』
シュウ『魔法・・・道具?僕のためにそんなことしなくていい。』
ソロモン『そう言うなよ。お前を思ってくれているんだ』
シュウは少し黙ったあと、静かに頷いた。
するといきなりレジスタンスの基地が動き出した。初めての体験にシュウは驚きを隠せなかった。
ウーゴ『この基地は雷魔法で移動できるようになっているんだ。この移動でグヌード近くまでいくんだ』
シュウはグヌードの事を知らないらしくグヌードの事をソロモンに聞いた。
ソロモン『グヌードってのは音魔法の特殊な音波で異種族たちの思考能力を奪って殺させるんだ。』
シュウ『・・・・・・そう。ねぇ、僕も破壊、手伝っちゃダメ?』
ウーゴ『う~ん、気持ちは有難いけど俺が作っている魔法道具ができるまで待ってほしんだ。』
ウーゴの説得に納得したのかまた静かに頷いた。そしてソロモンとウーゴは杖を準備し、グヌード破壊へと向かったのだった。