第15章 アルマトランの記憶
次の日。
シュウはソロモンたちよりよ早く目覚めた。
ソロモン『すぅー、すぅー。』
シュウはそのまま起こさないようにゆっくり歩いて周りを見た。ひとつの布団が空いている。
シュウ『・・・・・ウーゴがいない。』
シュウはそのまま部屋を出た。
シュウ『ウーゴの研究室にいってみたい。けどどこだろう。』
すると肩を掴まれた。
ソロモン『ウーゴがいる研究室なら俺が連れていってやるけど。』
シュウが部屋を出るのが見えていたのかソロモンが来ていたらしい。ソロモンはそのままウーゴがいる研究室に連れていってくれた。
ソロモン『ウーゴ。入るぞ。』
こんな朝早くだったためウーゴは驚いていた。
ウーゴ『ソロモン、それにシュウもこんな朝早くどうしたんだい?』
ソロモン『ようがあんのは俺じゃなくてシュウだとよ、っで用はなんなんだ?』
シュウ『え、と・・・杖・・・・・どうしたかなって』
その時ウーゴは思い出したように奥の部屋に入ってった。
ウーゴ『この杖だよね、シュウのだったんだね。はい、どうぞ。』
ウーゴはあの日ソロモンが見つけた杖をシュウに渡した。少し手入れされていて少し綺麗になっていた。
シュウ『うん、ありがとう。』