第15章 アルマトランの記憶
名前を考えたソロモンは少年を指差して少年に言った。
ソロモン『・・・・・シュウ!!』
少年『・・・それが、僕の名前・・・なの?』
人間らしい名前をつけたソロモンにアルバたちが一番驚いていた。
ウーゴ『へぇ~、ちゃんとした名前だね。いいんじゃないかい?』
皆笑顔でOKしてくれた。
シュウ『・・・・・シュウ。それが僕の名前。うん』
この時、初めてシュウはソロモンたちに笑顔を見せた。
ソロモン『どうだ!気に入ってんじゃん。』
アルバ『そうですね。・・・・・シュウ、これからどうぞよろしく。』
そういってアルバはシュウに手を出してきた。しかし、握手も知らないシュウはアルバの手を見つめていた。
ウーゴ『握手だよ。シュウ。アルバの手を握ってあげな。』
そういわれてシュウはアルバの手を握った。
ソロモン『さぁ、今日は寝よう。明日はグヌードの破戒を行うからしっかり休め。』
ソロモンの言葉で皆は就寝の準備をし、眠った。
ソロモン『シュウも寝ろよ。』
そういってソロモンは隣のスペースを指差した。
シュウ『うん、寝る。』