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いにしえのマギ

第15章 アルマトランの記憶


いきなりレジスタンスのど真ん中に放り込まれた少年はかなり周りをキョロキョロしていた。

ソロモン『自己紹介しないとな、俺はソロモン。そのレジスタンスを指揮している。』

アルバ『私はアルバ、ソロモン坊っちゃんの召し使いです。』

ソロモン『全く、何度言えばわかる坊っちゃんはやめろよ。』

凄く賑やかで楽しそうな場に少年の緊張と警戒は解けていた。

シバ『私はシバ。こっちはウーゴにイスナーンやファーラン、ワヒードそれとセッタよ。』

紹介した人たちは皆笑顔で少年の顔を見つめていた。そして次は、

ソロモン『という訳だ。お前の事も教えてくれよな!名前は?』

少年『・・・・・・名前?・・・・・ない。』

驚きの事実にソロモンたちは一瞬しらけた。そしてソロモンはもう一度聞き方直した

ソロモン『名前がないのか?』

少年は頷いた。

シバ『それって、ないんじゃなくて知らないか忘れているんじゃないかしら?』

シバの発言に全員が頷いた。

ソロモン『じゃ、忘れてても知らなくてもどちらにせよ、名前がないのは面倒だし俺がつけてやるよ。』

アルバ『え~と、大丈夫ですかね。』

イスナーン『変なのつけるんじゃねぇ、だろうな。』

ウーゴ『ダメだったら変えればいいよ。』

名前のセンスに疑いがあるソロモンだが真剣に考え出した。

ソロモン『う~~~~ん・・・・・よし!決めた。』

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