第15章 アルマトランの記憶
話は少年が目覚める前だった。ソロモンは会議後、研究室でウーゴに呼ばれていた。
ソロモン『っえ!マゴイ量?』
ウーゴ『うん、マゴイの量は普通の人間とけた違いなほど多いのにそのほとんどのマゴイを体を支えるために使ってる。そんな子に教会の人達があの子にあんだけ肩入れするのはおかしいと思う』
ソロモン『・・・・・・・・・そうか。』
ソロモン『とっ言う訳だ。教えてくれ、お前は一体何者だ?』
ソロモンの直球な質問に少年は戸惑っていた。
少年『・・・・・何者。僕は・・・・・わからない。知らない。何も、』
ソロモンの期待していた答えとは違かったが、知らないと言われてしまった以上。どうしようもない
ソロモン『う~ん、そっか。あぁ自己紹介がまだだったよな。来いよ。歩けるか?』
するといきなり少年の手を引いて向かったのが皆の寝床だった。
ソロモン『おーい、皆。こいつが目を覚ましたぞ』
レジスタンスの寝床は一ヶ所しかないため全員そこに集まっていた。
アルバ『あら、よかったじゃないか。坊っちゃん』
シバ『へぇ~、元気そうだね。良かった。』
沢山の人がいるなか、少年は少し怖くなっていた。