第15章 アルマトランの記憶
少年『・・・・・ここは、』
満月の光が部屋に轟く中、少年は目を覚ました。
少年『・・・どこかの、部屋。知らない部屋。』
ココル『くぅ~~~~!』
少年『ココル?、ここはどこだい?』
少年はあの狐を抱いて膝の上にのせた。あの狐の名前は【ココル】というらしい。
すると、ちょうど部屋の扉が開いた。そこにはソロモンの姿があった。
ソロモン『おぉ!目が覚めたのか、よかったよ。』
近づいてくるソロモンに少年は少し恐怖がわいた。
ソロモン『そう警戒すんな、俺は倒れているお前を助けただけだ。その様子だと怪我も平気そうだな』
ソロモンは少年の怪我を見ながらホッとした顔を見せた。
少年『ここは、どこなの?』
ソロモン『ここは俺達の基地。反乱軍【レジスタンス】。ここに教会の奴等は来ないから安心しろ』
丁寧に説明してくれるソロモンに少年は少し安心していた。
ソロモン『さてっと、なぁ、俺の質問に答えてくれるか?』
いきなり話が変わり少年は焦り出して慌ててソロモンに距離をとった。
ソロモン『そんな勘違いすんなよ、俺はなんでお前が教会の奴等に使われていたかが気になるだけなんだ。』
ソロモンはすでにウーゴが調べていた事について知らされていた。