第15章 アルマトランの記憶
ーレジスタンス基地ー
ソロモン『・・・・・アルバ、あの子の手当ては終わったのか?』
アルバ『えぇ、しかしマゴイが切れかけてたから危なかったけど今は大丈夫そう。』
二人は寝ている少年を見ながらそう呟いた。少年はマゴイが戻ったと言うのにまだ苦しそうな表情を浮かべていた。
ウーゴ『うーん、やっぱりこの子のマゴイを使ってあの音波を出していたみたい。でも・・・・・あの音波は15分ぐらい続いていた。普通の人間なら1分も経たずに即死のはず。』
ウーゴは研究室に隠り今回の音波について調べていた。
ーそして夜ー
ソロモンたちは明日のグヌード破壊の計画をたてていた。
シバ『明日東じゃなくて、南の方が』
イスナーン『いいや、南は奴等の本拠地が近い。それにこの基地が動く早さも限られている。だったら道が安定している西へ行くべきだ。』
ソロモン『う~ん、そうだな。西に行くべきか、そうだな、イスナーンの意見を受けよう。』
明日、グヌードの破戒の方向が決まったところでみんなは部屋に戻っていった。
ソロモン『俺はあの子の様子を見に行くか。』
シバ『とかいっておきながら本当はあの狐に触るのがいいんでしょう。』
ソロモン『かもな!!』