第4章 バルバット
モルジアナの腕にきりかかって来たのは一羽のカラスだった。
するとモルジアナがいきなり倒れてしまった。
シュウ『モルジアナさん!?大丈夫?っえ、眠っているのか?』
するとまたカラスが今度はシュウのほうに飛んできたのだ。
ファティマー『こんにちは、小さい魔導士さん』
あの男がカラスの飼い主だ!
ファティマー『まさかファナリスに会えるなんて運がいいわ。』
ファナリスのことを知らないシュウにとって訳のわからない話だった。
シュウ『お前、奴隷商人か?』
シュウが聞くと彼は笑顔で答えた。
奴隷商人ということはモルジアナも自分も危ない立場だと言うこと。
ファティマー『ファナリスと魔導士、高く売れそうね、捕まえてあげるわ!』
すると、鉄格子が開き暗黒大陸から取り寄せた猛毒生物を解放した。
シュウ『上等だね。一匹残らず倒してやるよ!』
シュウはまずモルジアナを安全な所に置きファティマーから始末使しようとした。
シュウ『僕の能力、見られると厄介だからね、死んじゃいなよ!蒸発の洗礼[シャラールラーキィ]
だが足を踏み外してしまい殺せなかった、ファティマーは蒸発の洗礼[シャラールラーキィ]の一部を受け気絶してしまった。
シュウ『まぁ、いっか。さぁここからが本番さ!』
杖を突き手を合わせ唱えた。
シュウ『我は、いにしえの加護を受けしマギ。我が問いに答えよ、いにしえの精霊逹よ。』
その瞬間、杖の八芳星が光出しシュウの瞳の色が赤に変わった、それ以外は特にないが
シュウ『・・・・・操命弓[ザルグアルアズラー]
猛毒生物にとびかかりあっという間に倒してしまった。