第14章 戦い後の世界。
ー大峡谷ー
アラジン『ユナンさん、シュウの具合は大丈夫かい?』
ユナン『う~ん、そうだね、今のところ変わりないよ。』
アラジンとアリババはシュウの様子を見に来てくれたみたいだった。
アリババ『ユナンさんじゃどうにもできないんでしたっけ?』
ユナン『うん、まず君たちが来る前にあることが起きたんだ。白ルフがシュウを包んで消えていった。恐らく、聖宮に行ったんじゃないかな?』
アラジン『そうかい。』
アラジンは浮かない顔でシュウを見つめるとフッと一息ついてアリババを見た。
アラジン『アリババ君、そろそろ戻ろうか。モルさんや皆が待ってるからね。』
アリババはアラジンを見て笑顔で頷いた。
ユナン『そう言えばアラジン、君は紅炎の約束でアルマトランのことを話すのかい?』
アラジン『うん、約束・・・だからね。』
ユナン『僕はシュウの様子を見なきゃいけないから参加はできないんだ。ごめんね。』
ユナンはそういってアラジンに軽く謝った。
ユナン『アラジンと新しいレームのマギと一緒に見てね。まぁ、耳で聞けることは聞いておくけど』
アラジン『うん!じゃあねユナンさん!』
アラジンとアリババはユナンに手を振って大峡谷を出た。