第14章 戦い後の世界。
ウーゴ『いにしえの力は【全てのジンの力が使える】【ルフの中に入り込んで共に語る】【ルフをマゴイを使わずに一部の形に具現化できる】【大量のマゴイを魔法を使った瞬間に受けとる】の4つかな?君はそれを使いこなせているかい?』
今のところ、2つしか使ったことがないため『使いこなせている』とは言えない。
ウーゴ『それに、よく見てごらん、そのペンダント』
シュウの首に掛かっているペンダントはひびが入っていて砕けかけている。
ウーゴ『今はわからないと思うけど君を特殊な膜で覆ってるから異変はないと思う、でもその膜がとれると今までの負担が返ってきてきっと君は死んでしまう。』
そう、シュウがつけているペンダントはアルマトランの時にウーゴから貰った。元々シュウは体が弱くマギなのに一回か二回魔法を使っただけで倒れてしまっていた。
そこでウーゴはマギとしての力を維持できるようにペンダントを作った。これは魔法を使った瞬間、減ったマゴイをルフの加護で戻すことができる。
それだけじゃなくいにしえの力を使う時マゴイを受け取り過ぎて倒れた事もあったためウーゴが作ったあのペンダントにはいにしえの力を制御する仕組みもされていたのだった。
ウーゴ『このまま、もとの世界に戻るのは危険だから、新しいペンダントを作るまで聖宮にいてほしい』
シュウ『うん、わかったよ。』