第12章 ティトスとシェヘラザード。
シュウ『あ、アリババ、お前・・・・・・・何故、ここに』
ミュロン『お前!単なる部外者だったのに、余計な手を。ただで済むと思っているのか!』
アリババはミュロン達に誤りシェヘラザードの方を向いた。
アリババ『こいつは、俺の大切な仲間なんです。こいつだけじゃない、アラジンも・・・・・・・すいません。』
というより、ロゥロゥ達はアリババが金属器使いという事を知らなかったらしく少し躊躇していた。
シュウ『っう!・・・アリババ、魔装でアラジン達を助けてあげて、僕は兵を引かせるまで諦めない。・・・だから!』
シュウの必死の頼みでアリババはマグノシュタットの方まで走ろうとしたが
ロゥロゥ『待てよ!ただで行かせると思うなよ!』
ロゥロゥ達は黙ってはいなかった。だが、それはシュウも同じだった。
シュウ『邪魔させない!雷電[ラムズ]!!』
左手でなんとか杖を持ちながらアリババを外へ出した。
するといきなりルフが人間の見えるほど集まり出したのだ。最初はシュウがやったとアリババは思っていたが違った。
アリババ『この現象。アモンの時と同じだ、もしかして・・・・・・・アラジンが!』
シュウ『アリババ、アラジンを助けてあげて!さっきファナリスの団長とかが結界で何かしたんだ。アラジンはきっと戦っている。だから早く!』
アリババはマグノシュタットへ向かった。
アリババ『礼節と厳格の精霊よ、我が身に纏え、我が身に宿れ、我が身を大いなる魔神と化せ!
出でよ!・・・・・・・アモン!!』