第12章 ティトスとシェヘラザード。
二人のファナリスに阻まれて思うように動けないシュウは至近距離でボルグが壊れ絶対絶命の時だった。
ロゥロゥ『おららぁぁぁぁ!!!』
ロゥロゥの強力なパンチがシュウのボルグをきしませていた。
シュウ『っうぅ!ボルグが、砕ける。』
ミュロン『おらぁぁ!!』
ロゥロゥの強力なパンチとミュロンのパンチまでシュウのボルグに襲いかかったのだ、そしてボルグが砕けた。
そのときにロゥロゥのパンチはかわせたもののミュロンの攻撃を右腕にもろに受けてしまった。
シュウ『この感じ、くそ!骨を折ったか、』
そう、杖を使う時に使っていた右腕がかなりの致命傷を受けたのだ。
ロゥロゥ、ミュロン『これで、終わりだ!!』
右腕の致命傷、そしてボルグが砕けガードが一切できず絶対絶命の状態だった。その時。
シュウ«攻撃が当たらない?・・・・・・・熱い!!»
慌てて目を開けるとシュウの前に一人の男がたち塞がっていた。
黄色い髪が特徴で左耳に赤いピアスを2つ。そして両手で持っていた大剣の側面をロゥロゥ達に向けて攻撃を防いでくれたのだ。
ロゥロゥ『っく!熱ぃな!!・・・・・・・てめぇは!』
少年は振り返りシュウの顔を見て、左手をさしのべてきた。
シュウ『あ、あぁ、アリババ!!』
アリババ『シュウ!久しぶりだな』
アリババの参戦にレーム兵たちは大いに驚きロゥロゥやミュロンはアリババに殺意を向けていた。