第12章 ティトスとシェヘラザード。
マグノシュタット領土に進行したレーム兵。だがまず1にたちふさがるのは三重に作ったボルグの結界だった。
アラジン『っは!!・・・始まってしまった。』
スフィントス『おいアラジン、俺達も一緒にレームと戦おうぜ。』
マグノシュタットの秘密を知るために学院にとどまり探っているため開戦には参加していない。
シュウ『アラジン、ここは任せていい?僕はシェヘラザードさんの所へ行かないと。前に会ったことがあるんだ!!その時に開戦はしないって約束してくれたんだ。だから!』
必死に伝えるシュウにアラジンは«分かった»と返事を返したがスフィントスの説得によりアラジン達も戦争の場に浮遊魔法で飛ばして行った。
シュウ『僕はシェヘラザードさんの所へ行く。アラジン、スフィントス・・・・・・・時間が欲しい。』
アラジンとスフィントスはシュウの頼みを受けマグノシュタット兵の所へ降りた。シュウはそのまま浮遊魔法でシェヘラザードのもとを目指した。
アラジン『ティトス君!!』
アラジン達の合流により戦力が上がったと思われたが、
シュウ『あれは!・・・・・・・・・ファナリス!!』
上空から見物しながら向かうシュウの目には大勢のファナリスの姿があったのです。
ロゥロゥ『ん?団長、魔導士が一匹結界の外にいますぜ・・・・・・・狩落とすか!!』
そういった瞬間にロゥロゥはファナリス自慢の脚力でシュウのもとまで飛び上がってきたのだ。
シュウ『っ!!!っな。うわぁぁ!』
かろうじてボルグで防いだが腕力でボルグが壊されようとしていたのだ。
シュウ『っはぁ!う、嘘だろ、物理攻撃なのにボルグが壊れかけている。』
その時、シュウのボルグが敗れそのままロゥロゥに足を捕まれ下へ振り落とされファナリス達に囲まれてしまったのだ。