第12章 ティトスとシェヘラザード。
モガメット『お前達のその身に宿るマゴイを誰かのいのままにもう委ねてはならない。・・・・・・・炎を絶やすな、杖を掲げろ!立ち上がれマグノシュタットの魔導士たちよ!!!!』
マグノシュタットの勢力は小国なだけに少なく魔導士と非魔導士[ゴイ]を合わせても3万人。
シェヘラザード『・・・・・・・マグノシュタットの魔導士達に告ぐ!私はレーム帝国最高司祭、シェヘラザード!貴国のマタル・モガメット候は我々レームに対して開戦の意を表した。そして、アレキウス家の一人を人質にとった。・・・・・・・最後の勧告です、戦を避けたければ杖を収め降伏なさい!!』
ティトス『シェヘラザード様、僕は人質なんかじゃない』
シェヘラザードの勧告にマグノシュタットの生徒、上級魔導士は杖を構え戦いの意思を示していた。
兵士『マグノシュタットからの返信はございません』
シェヘラザード『・・・・・・・バカな人達・・・・・・・全軍、突撃開始!!!!!』
シェヘラザードの合図と共にレーム兵は一斉にマグノシュタットの領土へと進行した。