第12章 ティトスとシェヘラザード。
ゼミ当日
アラジン『じゃあ、ゼミ頑張ろうね!二人とも』
アラジンはそういってティトスとシュウに手を振ってゼミの教室へ向かった。
ティトス『じゃあ僕も行くよ。お互いいい報告ができるといいなシュウ。』
ティトスも一言残して教室へ向かった。
【古代の魔法技術】
クレーメンス先生『それではゼミを始めます。ここのゼミは古代の魔法技術についてです。ちなみに皆さんは魔法が使えた時代はいつ頃だと思いますか?』
シュウの他にもここのゼミを受けた人はシュウを含め8人、思ったより多い人数だった。そしてクレーメンス先生の質問に皆は考え込んでいた。
生徒『先生、いつ頃とは、魔法は昔からあったのではないのですか?』
クレーメンス先生『いや、それは違う、我々もこの課題については未だそんなにわかっていない。しかし、10年前、我々はとある遺跡を発見したのだ』
というと先生は生徒達にこの世界の地図を配った。そしてその紙の一部赤い丸印が3つついている。
クレーメンス先生『その丸印に我々が発見した遺跡の場所だ。』
そこは、一つは暗黒大陸。もう一つは・・・小さな島だった。
シュウ『・・・・・なんだ、この小さな島は』
クレーメンス先生『あぁ、それはトランの島だよ。』
トランというワードに心当たりがある«アルマトラン»のことだ。
シュウ«確か、アルマトランの魔導士や異種族の移動の時に異種族を人間に変えたんだ。その人間がトランということなのか?»