第11章 新たな仲間と戦いの火種。
モガメット『私は決意した。非魔導士[ゴイ]の支配から脱却せねばならん!!欲望をおさえられんゴイは我々魔導士が完璧に管理せねばならん!!』
そんなこんなでモガメットの話は終わった。生徒達が動揺するが思想教育はまだ終わりじゃなかった。
その次の日も、モガメットはムスタシム時代について話した。
密かに国を作ろうとしていたことやムスタシム王国を崩した方法なども全て語り出したのだ。
するとティトスは立ち上がりモガメットにいい放った。
ティトス『国民の支持だと・・・・!?そんなもの誰もしない、5等許可区の惨状を見れば!あそこの暮らしは酷すぎる。
それに5歳のマルガなんて胸の病気であと1年しか生きられない。外の世界を見るのが夢だと言っていた。・・・・・・・・その子の前で同じことが言えるか貴様は!!』
ティトスは普段は見せない怒りをモガメットにぶつけていた。
モガメット『ならば、その子を外に出してあげればよいだろう。ただし、そこには外に出たいと思っている子供が何人もいる。ティトスは全員その子達を育てるのか?』
モガメットの問いにティトスは返す言葉もなくだんまりしていた。
そして2日間のモガメットの話で思想教育は終了した。さらに今後自由に5等許可区に入ることが許されたのだ。