第11章 新たな仲間と戦いの火種。
サーナ『ねぇ、お父さん。私たちは何で魔導士なの?』
モガメット『魔法で沢山の人を助けられる。俺たちはきっと・・・・・・・・この世界を良くするために、生まれてきたんだ。・・・魔導士には、ルフから与えられた使命がきっとある。だからこの先、何があっても、魔導士に生まれたことを悔やまないでくれ。
魔法は、素晴らしいものなんだから!』
モガメットの言葉にサーナは強い目を輝かせ笑顔で頷いた。
だが、それは間違いだったのだ。
それからしばらくして魔導士は貴族の称号を授かった。
だが貴族になって3年が経つとムスタシムでとある伝染病が広まったんだ。
モガメット『それを奴らは伝染病の原因は魔導士だという根も葉もない噂をし始めたのだ。』
そして、王族達は魔導士をどれだけ痛めつけたか。その中で死ぬものもいた。
しかし一番酷かったのがパルテビアとの大戦争だったのだ。非魔導士[ゴイ]は魔導士のボルグを盾にして戦ったという。マゴイが尽きた魔導士はどんどん死んでいった。そして娘のサーナも
サーナ『お父さんの言われた事を絶対信じようと思ったけど・・・魔法は、非魔導士[ゴイ]を助けるためにあるのかしら、』
そんな疑問を残してモガメットの娘は帰らぬ人となってしまった。