第11章 新たな仲間と戦いの火種。
ティトス『僕は飛べるよ、僕ならここにいる全員連れて飛べるよ。』
するとアラジン達が入ってきた所のゲートが開き魔導士達が沢山入ってきた。
国民『もう時間か、ここは夜中になると魔導士達が人数を確認しに来るのだよ。』
4人共『人数を・・・・・・っあ!!』
4人はすぐさま物陰に隠れて様子をうかがった。
スフィントス『なぁ、あの子は大丈夫かよ。マゴイが持てばいいけどな。』
シュウ『っう!けほっ!けほっ!』
アラジン『シュウ君、大丈夫かい?無理しないでおくれよ!』
シュウのマゴイもきつくなりそうだ。すると魔導士達が異常なしと見て離れて行った、ひとまず安心したと思ったがその時マルガがマゴイ切れ寸前のせいか倒れてしまった。
魔導士『マクバラー[マゴイ切れ寸前]一人処分です。』
魔導士はマルガを抱き抱えて大きな穴の所へ運んで行った。すると5等許可区の国民達4名ほどが魔導士達に近づいて頭を下げていた。
国民『ま、待ってください!今度は助けてくれないんですか?そうださっきの学生達は助けてくれたじゃないですか!』
国民『そうです!子供に罪はない。子供は助けてやってください!』
頭を下げて頼み込む国民達を見て一人の魔導士が動き出した。彼はマルガの腕をつかんで国民達に言った。
ドロン『いいか、お前達よく聞けよ!』
そういってドロンはマルガの手を離し巨大な穴に放り投げた。
ドロン『お前達はマゴイを出すだけの家畜だそれができない非魔導士[ゴイ]はただのゴミだ!!』
ドロンの行動にティトス達は動き出していた。