第11章 新たな仲間と戦いの火種。
1等許可区開門[ゲート]前
スフィントス『嫌だ~不法侵入、退学になったら両親に顔向けが・・・・・』
しかし、1等許可区は上級魔導士しか入ることができない。一体どうするのか。
ティトス『僕の光魔法で上級魔導士になりすます。さぁ、行くぞ!』
シュウ『ちょっと待って、変装しても僕らはあのゲートに入る道具を持っていないよ。』
言われて見れば2等許可区の証のように1等許可区にも何らかの道具があると考えていたのだ。
アラジン『い、言われて見れば。どうする?ティトス君。』
すると後ろから本物の上級魔導士が歩いて来た、3人は焦り急いで隠れた。
シュウ『っあ!三人とも、僕に任せて。』
シュウはアラジン達にそういってクレーメンス先生に近づいた。
シュウ«芝居をするなんていつぶりだろうか。失敗しなきゃいいけど»
『っあ、クレーメンス先生!』
シュウの問いかけに先生はすぐ振り向きシュウの姿を確認した。
クレーメンス先生『おぉ、シュウ君ではないか、怪我はもういいのか?あの日以来全く起きんかったからな。』
シュウ『え・・・と。さっき気がついて先生達に知らせておいた方がいいかなぁって思って。』
クレーメンス先生『そうか!ならば先生がゲートを開けてやろう、先生達に挨拶をしておきなさい。』
そういって先生はゲートに近づき帽子についていた1型結界手形を外し結界を解いた。
ティトス『なるほど、シュウだけ中に入って5等許可区の場所を調べて来る作戦だな!』