第11章 新たな仲間と戦いの火種。
関門[ゲート]前
アラジン«この国には、何重の結界が張っていて無理には通れなかったけどやっと見れるんだ!今まで見られなかったマグノシュタットの魔法使いでない人達の暮らしを!!»
関門[ゲート]を抜けるとそこには大きな街が広がっていた。とりあえず浮遊魔法で街を上空から見ることにした。
スフィントス『っ!おい、見ろよ、』
スフィントスが指差したところは畑だった。何やら大きなオブジェがあるようだった。そしてそのオブジェから紫色のルフが出ていた。
ティトス『あれで作物を一瞬で収穫しているのか?』
それだけじゃない。ここの街の移動手段もアラジンが昔使っていたターバン。
それに、水の配給も全て魔法道具になっていた。
そして、街を歩いているとアラジンが国民等級についてスフィントスに聞いた。
スフィントス『マグノシュタットは全部で5段階等級に分けられていてそれによって立ち入れる区画、居住区画。果ては結婚、出産まで厳しく制限されているんだって。』
スフィントスの説明に疑問を持つアラジン。
アラジン『何故、そこまで!』
スフィントス『さぁ、知らねぇがその等級の分けかたが魔導士か、そうじゃないかの血統』
シンドバット«マグノシュタットは、魔導士が人間をしている国»
マグノシュタットに行くその前の話。シンドバットに言われた言葉だった。
アラジン«やっぱり気にかかる。もっと国民等級の事を調べなくちゃ»