第3章 新しい家
「えー…っと。着替え着替え…って。
俺も一緒に入った方がいい?大丈夫?」
大丈夫?というか5歳の子の風呂に18の俺が入っていいのだろうか。
問題ないだろうか。色々と。
「ひとりでできるもん」
「ん!流石アラシだ」
この家にもウシヲさん達と来たことは何度もあるし、たまに自分の家では1人で入っていたらしく使い方は分かっていた。元々賢い子だと思ったが、この年にしては本当にしっかりしている。
…むしろしっかりしすぎて、俺に変に気を使っているのが分かる。
家族を失ってまだ実感湧かないのか、まだ理解できていないのか…いつか爆発しないか不安だ。
「大丈夫、とは言ったものの…本当に大丈夫かな」
クシナにもまだ言っていない。火影様もまだだ。
分かってもらえるか、信じるしかない。
あとシカクやチョウザ達にも迷惑かけることになりうる。
…そして上忍として任務に行っている間どうするか。
考えれば考えるほど勢いでやってしまったと痛感する
「…おにーちゃん」
「!アラシ、どうしたの?何か無かった?」
風呂場の扉から顔を出すアラシはまだ着替えてないようだ。
元気のない様子でこちらを伺うアラシは何となく癒される。
「ううん…おにーちゃん、きょうはおでかけするの?」
「んー…多分今日は無いと思うよ。どうしたの?」
流石に今日はこの子と話をしたいし、火影様やクシナには申し訳ないけど明日以降にさせてもらおう。
「…う」
「どうしたの、アラシ」