第4章 クシナ
Kusina side
夕日がそろそろ屋根を過ぎて山にかかる頃、私は任務を終えて一週間ぶりに木の葉に帰ってきた。何も変わりない里に一安心できるようになったのはつい最近のように感じる。やっとここが帰る場所だって自分でも思えるようになった、そんなこの気持ちが少し嬉しいような、故郷を忘れてるようで寂しいような気がする。
始めて木の葉の里にきた時は不安でしかなかったこの門も、今じゃ門番の忍びと挨拶ができる。おおきな進歩。
歩いても違う。前までは何を見られてるのか不安で仕方なかったのに、今では家に帰るまでの帰路すら愛おしい。
こんな私に変われたのは、ミナト。貴方のお陰。
貴方を好きになって、器に愛をいれることができて、私は毎日が楽しくなった。
どんな辛いことでも隣に貴方がいれば乗り越えられると思った。
私のこの赤い髪を好きだと言ってくれたあなたが、
少し抜けてるけど優しいあなたが、
火影になりたいと言ったあなたが、
あなたが好き、大好き。愛してる。
「…なのに、
浮気をしてて、もう小さい子供がいるってどういうことだってばねー!!」
帰ってきてすぐ、飛んできたのはツメとミコトとヨシノ。下忍時代からなんだかんだ仲良くしてきた三人とは任務だとかで会えてなかったから久しぶりに顔を見れて嬉しかったが、それよりも何を急いで私に会いにきたのか謎だった。
でも三人の言葉から出てきたのは私の想像を遥かに超えて超えて凌駕した
「クシナ!あんたミナトくんのこと聞いた!?」
「え、な、なにが?ミナトがどうかしたってばね?」
「戻ってきたばかりだものね…クシナ落ち着いて聞いてね」
「え、え、?」
「ミナトには…」