第3章 新しい家
「…しまった」
「しまったじゃねぇよ」
「どうしよう」
「考えてなかったのか」
「いや、明日になったら皆に頼もうと」
「やっぱり!シカクチョウザ、私が言った通りじゃないか!
ミナトは私たちに頼る気満々だと」
「まぁ予想はしてただろ」
「うーん」
「え、ダメなのか?」
「うーん、助けてあげたい所だが…私たちも子供の扱いが分からな」
「大丈夫アラシは5歳と思えない良い子だよ!」
「そういう問題じゃねぇよ」
「ただちょっと家族と死別したばかりだから少しナイーブだけど」
「なお責任感感じるじゃないか!」
「はぁ…とりあえず今はこんなに騒いでも寝てるようだし、朝まで起きねぇんじゃないか?」
「シカク、」
「でも1人では心配だし、早めに切り上げるようにせねばな」
「いのいち…それは無理じゃないかな」
「ま、まぁ私達もできる限り手助けするよミナト」
「チョウザ!
…本当に、本当に三人共助かる、これからよろしくたのむ」
呆れながらも俺の背を押してくれる事が、ほんとうに心強くてならない
さっきまでの不安が少し薄れたような気がした。
持つべきものは、ほんとうに、友だ。
(あ、でも不安だから結界を張っておこう)
(それはいいが…時間はかかるか?)
(ん、すぐ終わるよ!)
(…結界か。逆に危なくないか?)
(あぁ、その子が触ったりしたらな)
(大丈夫、中からなら指一本触れたら解除されるからね!安全だよ)
(ほうなら大丈夫…か?)
(…。それ逆に危なくないか!?)
(なんでそんな仕様にしたんだミナト)
(え、怪我したら危険じゃないか)
(お前を探しにでも外でたらどうするんだよ!)
(…あぁ!?それも危険だ!)
(どうする、普通の結界は…)
(それは危ない)
(…早く行かなくていいのかね)