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レイジーシンドローム

第2章 季節の変わり目


一緒にベッドインすれば、あとはもう簡単で。
「腕枕してくださいよ。」
啓太は臆面も無くワガママを言い始めた。

「このクソ暑いのに?」
「はい。」
「男ってどうしてこうも甘えん坊なんだろうねぇ?」
「あっ、他の男がいる発言。」
香苗が啓太を腕枕して頭を撫でてやると、啓太はすっかり甘ったれになっていた。
「今も他の男っているんです?」
「・・・んー。」
実は香苗には他に言い寄って来る男が2人ほどいたりする。
どちらもたまに会い、ご飯にでも行き、時にセックスする程度。
それはお互い了承してやってる「お友達」な関係。

「まぁ、そんな感じ?」
香苗的には、今までの経験的に言った「男は甘えん坊」発言だったのだが。
まぁ原田の発言も図星だし、別にいいか。
香苗は言い訳することを放棄した。
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