• テキストサイズ

Volleyball Boys 《ハイキュー!!》

第7章 ☆うちのネコ《孤爪 研磨》



「もうムリ。我慢できないから」

『ひゃあっ!?』

浮遊感に襲われる。ふわりと足が浮かべば、研磨が私をお姫様だっこしていた。

『えぇ、ちょっと重いから…』

「平気。海宙軽いから大丈夫」

思わず研磨にしがみ付く。Tシャツの向こうは研磨の身体。見た目にそぐわず筋肉が付いたそれに、ドキリと胸が高鳴る。

そっとベッドに下ろされる。まるで、ガラスを扱うみたいに、優しく。

ああ、研磨ったら。

そんなに優しくされたら、

どんな怒りも不安も、

飛んでいっちゃうよ。

私の上に馬乗りになる研磨。普段とは違って、その目は怪しく光って見えるから不思議なものだ。

「優しく、できないかも…」

『が、頑張る…///』

研磨が首元にちうっと吸い付く。後れて、ピリッとした痛み。満足そうに離れる研磨。

「アト、付けたけど良いよね…?」

『うん。あ、ねぇ、私もやりたい』

「ん、この辺…」

体を起こし、研磨が指を差したところに真似て吸い付いてみる。ちゅっと唇を離せば、紅く色付いた華が咲いていた。

『おぉー、できた』

「初めてだね、海宙が付けてくれたの」

『そうだっけ?』

「そうだよ」

研磨がそんなこと覚えてたなんて。

「ね、先行っても良い?」

『ど、どうぞ…///』

そう言うと、研磨は再度私を押し倒した。そして服の裾からゆっくり手を進めてきた。


   
/ 535ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp