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Volleyball Boys 《ハイキュー!!》

第7章 ☆うちのネコ《孤爪 研磨》



ビックリして、左の研磨の方にぐりんと首を捻る。その顔が、少しだけいつもより赤くなっているのは気のせいなのか。

『…え、えっ、えぇぇぇ///』

「お、研磨クンたら、積極的ィ!」

「クロ、やめてよ…」

嫌がる研磨。やっぱりちょっと赤い、よね。

「おれ、女子とかは苦手だけど…でも海宙なら大丈夫だし、もし海宙が良かったらだけど…」

『オナシャッス、研磨さんッ!』

照れ臭いのを隠すみたいに、私は研磨に頭を下げた。こうして、研磨と私は付き合うことになりました。

それが先月の話。


―*―*―*―*―*―*―*―*―*―


そんなわけで冒頭に戻る。今日は部活がお休みなので、研磨と研磨の家でお家デートです。

『ねー、研磨』

「んー…」

呼んでも研磨は生返事。何してるかと思えばスマホゲーム。あの指の操作はパズドラなのか…?いや、RPGものと見た。さしづめ、ドラクエかFFとかその辺だろうな。

でも、軽くあしらわれたことに、変わりは無い!というわけで、再アピール。

『研磨ぁ、なーにしてるの?』

「ん…あ、ボス出てきた」

私に目もくれず、研磨はラスボス戦を始めてしまった。コレ、長いパターンのボスじゃん。だってほら、デカいしゴツいしHPバーが底抜けに長いよ。

『むぅ、良いよーだ。月バリ読むもん』

終わるまで構ってくれないと見た。ベッド脇に置いてあった月バリを手に、私はベッドに寝っ転がった。


     
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