Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第39章 ★Snow Magic 《大将 優》
これは、痛い。
『い…っ、う、はぁ…んっ、すぐ、ぁあっ』
「やべ、キッツい…」
受け入れる私は、初めてなのでかなりの苦痛を伴っている。でも、スグくんも苦悶の表情を浮かべている。
『ふぁ、あぁあっ、やぁ、いっ、ひっ…』
「痛いだろ、ごめんな。もう、ちょい…」
スグくんの背中に腕を回し、ぎゅうっと抱きしめる。痛い、痛いのに、どうしてこんなにも好きが溢れるの?愛しいが溢れるの?
それは、スグくんだから。
2人で呻きながらなんとか全て挿入る。こうしてみると、よく全部が挿入ったなぁと不思議でならない。
「っと、挿入った…おつかれさん」
『じゅ、寿命、縮んだよ…』
それでも、今はスグくんと1つになれたという喜びの方が大きい。しばらくそのままでいると、スグくんがゆるく前後した。
『っあ、すぐ…っん』
「悪ぃ、我慢できないわ。動くな?」
スグくんも、たぶん相当堪えてる。きっともっと本当は、自分の思うままに、欲のままに動きたいと思う。でも私の身体を気遣ってくれているのだ。こんなに嬉しいことはない。
小さく頷くと、ゆるゆると動き出すスグくん。始めこそゆっくりでも、それは次第に快感を求める激しさを伴ってくる。
スグくんの腰が動く度に、ずっ、ずんっとスグくんのモノが挿入り、私のナカを掻き乱していく。あぁ、こんなにも、気持ちいぃなんて、スグくんに会うまでしらなかった。
『っや、あっ、ん、すぐ、くっ、ふぁ、あ』
「みそら…っく、締め、すぎだ…っ」
不意に、スグくんが私の腰を掴んだ。それから激しくするな?とニィと笑う。本能で危機を察知するも、それは既に時遅く。
『っあ、やぁ、やめ、っひゃ、あっ、あん』
「やっば、みそら、ちょー締まる…」
ずぶずぶと奥を突かれる度に、頭のどこかで白い光がちらつく。またイってしまいそう。
絶頂まであと少しというところで、スグくんの動きが速くなった。余裕のない表情で、スグくんは腰を振っている。
「ごめ、俺もうイきそう…っく」
『あっ、わたしもっ、イっちゃう、あっ、すぐ、く…っやあぁあぁああっ!』
「出、る……っく!」
パッと、頭の中が真っ白に染まる。そしてぼやける意識の向こうで、スグくんのモノが脈打つのを感じた。それを最後に、疲れた私の意識はプツリと切れてしまった。