Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第39章 ★Snow Magic 《大将 優》
【海宙 side】
スグくんの手が、アソコに触れた。誰も触れたところのない、場所。そこは初めての私にも分かってしまうくらい、しっとりと潤いを湛えていた。
スグくんの長くて綺麗な指が、そこをつぅとなぞる。その瞬間、言い様のない感覚が走り、薄く開いた口から声が漏れた。
『っひゃ、あ、すぐ、く…っ』
何度も何度も、繰り返し指を滑らせる。私から溢れた蜜を馴染ませるように。
「けっこう感じてたんだな」
『んっ、それ、やだ…っへん、に、なる…』
「それが感じてるってこと。気持ちぃ?」
『ふぁ、わかんな、い…っん、あっ』
それは、身体の芯が、脳ミソが、ぐずぐずと溶けて役に立たないものになるようで。このまま続いていたら、自制を失いそうだった。
「っと、そろそろかな…みそら、ナカに指入れるけど、痛かったら言えよ」
『な、か…う、ん……』
なぞる指が、ある一点で止まる。それからゆっくりと挿入ってくるのが分かった。メリメリ、という感覚はないにしろ、もどかしいような気持ちいいような、そんな風に思う。
『や、ぁ…っ、すぐ、く…も、や…っん』
「とか言いつつ?2本挿入ってんぞ?」
そう言うスグくんは、ニヤリと笑っていて。その笑みがなんだか妖艶で、キュンと胸がときめく。それと同時に、その場所もキュンと締まったようで、
「みそら、感じてんの?やーらしー」
と、スグくんが笑った。かぁっと顔が熱くなる。やらしいって言ったって、そもそもスグくんのせいじゃないの。そう思っていると、ナカを動く指がクンッと奥を探る。
『っあ、や、だめ、っ、そこ、なんかっきちゃう、から、や、やだっ、すぐ…』
「あ、イきそう?イっていいよ」
『っふぇ、あ、や、だ…っふあぁああっ!』
ビクッと腰を跳ね、私は一際大きく声を上げた。今までのどんなものよりも気持ち良くて、それでこれが、達することだと知る。
はぁはぁと荒い息をする私の傍らで、スグくんはカチャカチャとベルトを外した。そして下半身にまとっていたものを取り払う。
『は、ぁ…はぁ、スグくん……』
「これで解れたと思う。初めてはカナリ痛いらしいから、背中に爪立てろよ」
こくん、と頷くと、スグくんはソレに避妊具を付けた。そして私の秘部に宛がうと、少しずつ、挿入を始めた。