Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第39章 ★Snow Magic 《大将 優》
バッと後ろに逃げる腰を、ガッチリ押さえる。ここに来て逃がすかよ。途端にオロオロと挙動不審になるみそら。
『えっ、あ、しっ、したい!?』
「みそらとそーゆーのしたいってこと」
『そ、そーゆーことって…///』
「言ってやろうか?」
『えっ、あ、や、遠慮しま…』
「みそらんナカに俺のを挿れたい」
『~っ///』
ぽんっ、と音をたててみそらの頭から蒸気が出る。ほんと、こーゆーのにウブなのはガキの頃から相変わらずだ。
「付き合ってないしさ、さっき会ったばっかだけどさ。俺、みそらのこと好きだ」
『スグ、くん…///』
「大事にするし、誰よりも愛してやる。だから、俺と付き合ってく…」
『ま、待って!』
一世一代の告白のつもりだったのに、あろうことか相手に制止される。
『…あの、私、付き合うのとか、は、初めてだから、その、そーゆーのも…///』
「そんなの、気にしねぇよ?」
『そ、なの…?///』
「おう。ん?じゃあキスも初めて?」
そう問うと、こく、とみそらは小さく頷いた。ヤバい、色んなイミで、ヤバい。何この物体可愛すぎんだろ!ムスコが反応しないワケねーだろ!
『や、やっぱりダメかな…』
「んなワケあるか。むしろ嬉しいから」
『へ?』
キョトンとするみそら。
「男としては好きになった女が誰にも汚されてないってのは、嬉しいことなの。だって全部のハジメテが、俺のものなんだぜ?」
そっか、と呟くみそら。納得したのか、またしてもすりすりと寄ってくる。
『スグくん、好き。だから、その、わ、私のハジメテ貰ってくださぃ…///』
恥じらいを含みながらも懸命に伝えてくる可愛さが、マジで悩殺級。
「そんな煽ったらさ、優しくできねーじゃん」
『スグくんなら、大丈夫だよ?』
「だーから、それが煽ってんの!」
『きゃっ!?』
着たままだったコートを剥ぎ、床に放り投げる。それからみそらをうつ伏せにさせて紺のワンピースのチャックを下ろす。ろくに抵抗もできないまま、みそらは下着だけになった。
「うわ、エロ…」
『や、スグ…あんま、見ないで…///』
「へいへい。じゃ、イタダキマス」
その言葉を合図に、俺はみそらにキスの雨を降らせた。