Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第26章 ★"ツン"と"デレ"《木兎 光太郎》
木兎はまず、Yシャツのボタンを外した。それから背中に片手を回してブラのホックを器用に外した。するりと胸元が楽になり、露になったそれを木兎がじぃっと見詰める。
『やっ、あんま、見ないで…わたし、胸、そんなに、おっきくない、から…///』
「そーか?俺はこんぐらいが好き」
『おっきい方が良いんじゃ…?』
「好きな子のおっぱいは、べーつ!」
そう言うと、木兎は両手でむにっと胸を鷲掴んだ。そんなに大きくないBカップが木兎の手によってむにむにと揉まれる。それから頂をくにっと親指で押す。
『ふひゃっ!?』
「イイ声」
今までにない感覚に、ふるりと体を震わせた。体の芯が疼くような、何かが中から沸き上がるような、不思議な感覚。
おかしく、なりそう。不意に恐怖に襲われ、目の前の木兎の頭を胸に掻き抱いた。
「海宙っ?」
『ぼ、くと、やだっ、ヘンなのぉ…っ』
「だいじょーぶ、海宙。怖くない、俺はここにいるぜ」
怖くない、怖くない。木兎はすぐ、目の前にいる。おまじないみたいに思うと、恐怖が和らいでいく。
むくりと起き上がった木兎は、いつもみたいににかりと笑った。つられて、私も少しだけ微笑んだ。
「あ、海宙笑った」
『木兎笑うの見たら、安心しちゃって…』
くすくすと笑いそれから木兎はキスをした。ちゅっちゅっと角度を変えて何回も。優しい慈しむような口付けに、私はとろりと溶けていきそう。
慣れないキスに上がった呼吸を整えていると、木兎が制服を脱いだ。鍛えられた体に思わず見惚れる。だから、木兎が黒い笑みを浮かべていたのに気付かなかった。
「そぉれっ!」
『きゃあぁっ!?』
ぽけっとしてた私を現実に戻したのは、下半身がすーすーしたこと。木兎がスカートとパンツを一気に脱がせたのだ。
『やだ、恥ず、木兎のバカっ!』
「はいはい俺はバカですよ。それより早く続きヤろうぜ、海宙?」
うぅと唸り、せめてもの抵抗にと脚を固く閉じるも、木兎にはどうということは無いらしい。あっさりと開かれる。
そして秘部に指が触れた瞬間、ひゃ、と声が漏れて、びくりと背中が跳ねた。濡れてる…と呟くと、木兎はぐいと奥まで指を入れた。