Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第22章 ★オモチャと彼女《国見 英》
カチ、とスイッチを入れれば、ヴヴヴ…と低い音をたてて動き出すそれは紛れもなく。
『国見、それって、ろ、ローター?』
「お、良く分かったね。この前"カノジョと使ってね☆"って及川さんに貰った」
その瞬間、海宙の顔がサァーッと青ざめた。あの世のものでも見たかのように。
「うへぺろ☆の真似しただけじゃん」
『国見がやると、なんか、新鮮…』
写メれば良かったなぁ、なんて余裕そうだから、ローターを"強"にして海宙の秘部にぐっと宛がう。
『んあぁあっ!?やっ、やだ、やぁっ!』
「おー、感じてるねぇ。イく?」
『やぁ、イっ、イっちゃ…ふぁあっ!?』
ビクッと、背中を反らせて海宙は達した。ローターのスイッチを切ると、海宙は呼吸を整え、それから俺にジトッとした目を向けてきた。
「ん、どした?」
『国見の、バカぁ…っ///』
「そんなこと言うんだ。ふぅん…」
あ、イイコト思い付いた。それから俺はなんの躊躇いもなく彼女のナカにローターを挿れてスイッチをオンにした。
『んにゃあ、や、なぁっ…!』
「ずいぶん余裕なんだね」
『ちがっ、これ、抜いてぇ、やだぁ…』
「だめ。俺がシャワーから戻ってくるまでこのままね。抜いたりしたら…分かるよね?」
真っ黒な笑みを浮かべる俺に、彼女は涙目で訴えてきた。やめて、助けてって。でもね、そんなの俺の興奮材料にすぎないんだよ。
"強"にしたら可哀想かな。そう思った俺は真ん中らへんに合わせる。それでもイったばかりの彼女には、かなりの刺激のようだった。
「そうだな…30分後には戻るから。それまでイイコで待っててね、海宙」
『んっ、くにみぃ、やだぁ』
「国見、じゃなくて、"英"でしょ?」
2人の時の約束。俺はいつも名前で呼んでるけど、海宙は名字。だから2人きりの時だけ"英"って呼ぶように言ってるんだけど…そんなこと、頭に無いみたいだね。
『あっ、あん、や、ふぁ!』
「はいはい。じゃあ行ってくるね」
そう言って彼女を布団の上に転がしたままに、俺は部屋を後にした。
あーあ、楽しみだなぁ…