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Volleyball Boys 《ハイキュー!!》

第22章 ★オモチャと彼女《国見 英》



海宙が、作ったのはヘルシーなサラダと豚のしょうが焼き。それと大根の煮物も。

「おー、和食だ」

『あ、嫌いだったっけ?』

「いや、そんなことないよ。最近母さんが洋食ばっか作ってて。なんか久々なんだよな」

料理を並べるのを手伝いながら話す。それから主にバレーの話をしながら晩ご飯を食べた。その後は協力して茶碗を洗い、テレビをゆっくり見ている。ちょうど人気の恋愛ドラマをやっていた。

『あ、やってるやってる。ねぇ、国見も一緒に観ようよ、面白いよ?』

「観ても良いけど、代わりにこうしよう」

俺は足を伸ばして座り、それを開く。その間に海宙を座らせ、後ろからぎゅっと抱きしめた。その体勢でテレビを観る。

『あのー』

CMになったところで、海宙は我慢できないといった風に口を開いた。

「どしたの」

『いや、あの…ちょっと苦しいかも』

「気のせい気のせい」

『えっ、ちょ、国見…///』

気のせいだよ、と言いながら、抱きしめる腕に力を込める。顔にあんまり出ない彼女だが、今は耳も真っ赤になっていた。

そしてドラマが再開する。意識がそっちにいった隙に、そーっとTシャツの裾から手を侵入させる。と、ふにふにの胸に辿り着く前に、手首を掴まれる。

『国見、何やってるの?』

「んーと…ナニ、とか?」

『とか、じゃない。ドラマ観てるから待ってて。で、終わったらお風呂。それから、ね』

「2回はヤるよ」

『う、もつかな…』

そう言いながらもテレビを観る彼女。その華奢な体を抱きしめながら、どんなことをしてあげようかと想像する。

じらしてあげるのも良いな。たまにはフェラでもしてもらおうかな。あ、今日は上に乗ってもらおう。それから、及川さんに貰ったアレを使うのも良いな。

どピンクな想像をする俺の脳内など知る由もない彼女は、テレビで繰り広げられる恋の駆け引きにキャーキャー言っていた。


     
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