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Volleyball Boys 《ハイキュー!!》

第20章 ★文学少女の恋愛論《二口 堅治》



慣れない私の反応を1つ1つ、確かめるように、二口先輩は体に手を這わせる。

『ふぁ、あっ、ダメ…!』

「へぇ、わき腹弱いんだね」

『んっ、ぁん!』

「乳首、硬くなってる。カワイ」

『やっ、ダメ、せんぱい…///』

「先輩じゃなくて、堅治」

『けん、じ、さっ…も、やぁ…///』

恥ずかしくて、顔を見れない。腕で目元を覆えば、すぐに頭上に縫い留められた。私の両手を片手で押さえ、もう片方で体を触る。

恥ずかしいのに、気持ち良い。

気持ち良いのに、もどかしい。

私の体は、ぐずぐずに溶けていくようで。自分の知らない自分に、少し怖くも思った。

それは、せんぱ…堅治さんがハーフパンツに手を掛けたときに決定的になった。

「下、脱がすよ?」

『う、うん…』

顔が、強張る。不安と恐怖との入り交じったような、複雑な感情に支配されそうになる。

「大丈夫?止める?」

『やだっ。堅治さん、止めないで…』

消え入りそうな声で言えば、堅治さんはさっのように、髪を撫でる。大丈夫だからね、と微笑み、するりとハーフパンツと下着を脱がせる。私は一糸纏わぬ姿になった。

「すげ、きれー」

『や…私ばっかり、狡(ずる)い…』

そう言えば、堅治さんは、しょうがないなと自分も服を脱いだ。線が入って綺麗に割れている腹筋や、がっしりとした体つきに、男の人なんだなぁと、不意に思う。

「触るよ?」

『ん…///』

堅治さんが手を伸ばし、そっと秘部に指を触れさせる。くちゅ、と水っぽい音。それから数回指を滑らせるだけで、私の体は反応した。

『ひゃん!や、やぁ、ヘン…何、これぇ?』

「感じてるの。気持ち良い、って」

そうか、これが"感じる"ってことなんだ。堅治さんからの愛撫による快感に身を震わせていると、くぷ、と指が埋め込まれる。ぐっと力を入れられ、そのまま侵入してくる。

くちゅ、ずぷ、と指が動かされる。すると私の中で何かが沸き上がってきた。

『あっ、あ、らめ、やぁ…』

「イきそう?イけるなら良いよ」

『分かんな、ふぁ、も、や…っんんん!?』

突如、ビリっと電撃のようなものが体を走り抜けた。頭から足の先まで、雷が通ったみたいな快感に包まれる。

初めての絶頂は、なんというか、とても気持ちが良かった。


     
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