Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第17章 Summer's Memory《チーム青城》
「女子のって色々あるもんだな…あ、こんなの似合うと思うよ?」
花巻さんが取ってきたのは、露出度の高い黒の三角ビキニ。それも紐で留めるやつ。
『イヤですよ。それ絶対海の中で取れます』
「花巻、それお前が着せたいだけだろ」
「松川、お前なんで分かった!?」
男子って、煩悩の塊…
「ったく、花のやつ…あ、こっちは?」
松川さんがひょいと取り出したのは、俗に言うマイクロビキニという代物。
『もっとイヤです!布の面積すくなすぎです、どこを隠すんですか、どこを』
「良いと思ったんだけど…」
松川さんのも却下。花巻さんのより露出度高いんで。次に持ってきたのは、岩泉さん。
「なら、これはどうだ?」
『あ、岩泉さんマトモ。しかもカワイイ!』
ボトムはエメラルドグリーンのショートパンツになってて、トップは白地にパステルカラーのドット。お腹が出るのが残念だが、シンプルで飾らないのが気に入った。ラッシュガードもあるし、問題無し。
『岩泉さんはセンス良いですね』
「おーサンキュ」
『このボトム、青城のユニフォームの色と一緒でなんか嬉しい』
「そ、そーか。なら買ってこいっ///」
『…?はい、そうしますね』
岩泉さんは何故に赤面。そして、花巻さんと松川さんは、何故にニヤニヤ。
その辺はさておき、それぞれに水着を購入。その後は明日に備えて早めに解散することになった。