Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第14章 ★宵の月光《及川 徹》
性器を初めて受け入れるそこは、異物を拒むようにぎゅうっと締め付ける。それが彼にとっては快楽らしい。私はというと、初めての感覚に戸惑う、というかちょっと痛い…
『っつ、ぅあ…いっ、んぁっ』
「ゴメ、あとちょっと…っはい、った…」
全てを挿れると、彼は感嘆のため息を漏らした。見上げる裸体は適度な筋肉が付いていて、均等がとれていて綺麗。
「あ、惚れ直しちゃった?」
『うん…///』
即答すると、彼のが中で少し大きくなる。ビックリして思わず下腹部に力を入れると、彼はうっ…と呻いた。
「ちょ、急に締めないで…!」
『だって、徹のがおっきくなって…』
「それはっ!」
海宙がカワイイコト言うから…ため息と共に言った言葉に、顔に熱が集まる。
うわ、不意打ちは照れる…///
「ああ、もう!動くからね!」
なげやりに言うと、少しずつ動き出した。優しく傷付けないようにゆっくりと。愛液が潤滑剤となり、滑らかに動き出すと、彼は律動を早めた。
ずちゅぬちゅ、と粘着質な水音が響く。卑猥なその音が、耳でさえも犯していく。
『あっ、はっ、んぁ、あっ、ぁあ、あん!』
「うわ、これは…ヤバい…っ!」
すぐに絶頂へと導かれるお互いの身体。
『あんっ、また、イっちゃ…う、んぁ!』
「ゴメっ、俺も…出そう…!」
『とぉる、いっ、しょに…イきた…あぁ!』
「うん、海宙一緒に…出る…!」
同時に達し、私は身体を快楽に震わせた。薄い膜越しに彼の熱が放たれるのを感じ、静かに意識を手放した。