Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第14章 ★宵の月光《及川 徹》
不安で体を強張らせた私を、及川さんは優しく撫でた。
「大丈夫。感じてくれてたなら、俺は嬉しいし、嫌いになんてならないから。だから楽にしてね?」
なんで、分かるの?エスパーみたい。
フッと力を抜くと、彼は指を進めた。入り口のところをぬるぬると滑らせ、ゆっくり、ゆっくりと侵入させる。
何も受け入れたことの無いそこは、彼の指でさえも拒絶した。きゅうきゅうと締め付け、中を刺激される度に愛液が零れる。
指の数を増やし、時間をかけて解していく。3本をくわえる頃には、彼の手は溢れた蜜でベトベト、私の秘部はトロトロに溶けていた。
『ふぁ、あん…やっ、とぉる、んっ…ヘンに、なっちゃ…ぁあっ!』
「いいよ、イっても」
彼は少し妖艶に微笑むと、指の動きを激しくした。膣で3本の指がばらばらと動かされる。何かが沸き上がるみたいな、そんな感覚に襲われる。
『イ、く?分かんない…んぁ、はぁっ…ん』
「気持ちいいのに体を任せて、ね?」
『ふぇ、っん、あ、ぁあぁああぁっ!?』
びくびくと背中が震える。よく分からないままに、私は初めての絶頂を迎えた(らしい)。
はぁはぁと荒い息をする私。手に付いた蜜をれろっと舐めた。なんてイケメン…!
「あー、俺もうホンっと無理。解れたみたいだし、挿れても良い…?」
挿れる…つまりあれだ、及川さんのアレを私のアソコに入れるやつだ。
『は…い。大丈夫、です…』
無理しないでね、と彼は言って、ズボンを脱ぎ出した。カチャカチャとベルトの音。そして彼のソレが寛げられた。初めて見る男性のソレは、グロテスクというかなんというか…
『これ、入るのかな…』
「ゆっくり挿れれば大丈夫だよ」
及川さんは避妊具を自身に被せ、私の秘部に宛がった。それからぐっと力を入れ、少しずつ私の中に挿入してきた。