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This blood is your thing

第6章 失態覚悟の欲を晒しあえばいい



「そう・・・それならいいけど。」

言いながらシンくんは私を起き上がらせ脚の間に座らせた

「じゃあ、さっきの続きね...
口開けなよ。」

シンくん手が私の頬を撫でる
それがとても心地よくて撫でられた猫の様に目を閉じてしまう。

「ん。」

「誰が顔上げなって言ったの?」

私が口を開くより早くシンくんの顔が近付く。

「・・・ンッ・・・」

頬に添えられたシンくんの手が後頭部へまわる。
それだけで身体がゾクゾクする・・・シンくんすごい。

「厭らしい顔」

「・・・はぁ・・・そんな、に?」

「そんなに。・・・だから誰にも見せないでよね
まぁ、誰にも触らせやしないけど。」

「シンくんずるい。」

そうやって私ばかりドキドキさせて・・・

「ククッ・・・もう黙りなよ。」

ほらまたそうやって...

シンくんの指が、服のボタンをひとつふたつと外していき私はすぐに下着姿になってしまった。

この胸の高鳴りがどうか聴こえていませんように...。

「・・・・ッあ・・・!」

首に添えられた指はいつのまにか胸へ

私の口からは先程よりも高い声が出た。
私の声・・・?

「まッ・・・・・シンく・・・んッ・・・」

シンくんの指が胸の尖端に触れる度に私の声帯は変わった音を出す

それに何故だが私自身も高揚している...。
こんな変な声シンくんに聴かせたくない。

「シンくん・・・ちゅぅ・・・」

シンくんは何も言わず軽くキスをしてくれた

「・・・ッや・・・もッ・・・と・・・」

必死にキスをせがむが返ってきた言葉は、

「駄目。」

シンくんの意地悪。

「だって泣くほど気持ちいいんでしょ?」

自分でも気付かない内に涙が出ていたみたい。

「もっと見せて・・・聴かせてよ。
その誰にも見せた事のない顔を・・・
誰も聴いた事ない声を、オレだけに・・・
ねぇ?」

そんな事を言われてしまったら、私は頬を染めて鳴く事しかできなくなる。

シンくんの手は止まらず、首元には舌が這う。時々甘噛みをしながら...

「んぁ・・・っッ・・・」

首にチクッとした痛みを度々感じる・・・浄化よりも軽い痛み・・・?
なんだろう・・・



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