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This blood is your thing

第6章 失態覚悟の欲を晒しあえばいい



「何っ?え?だめ!」

シンくんの瞳が妖しく光って見えたから慌てて身体を起こすが、シンくんに阻止されてしまう

「駄目じゃないでしょ?
・・・ほら。」

シンくんの唇が耳に触れた。
たったそれだけでビクリと身体が反応する。

「っッ・・・!!」

「うん?なぁに?」

シンくんは耳に唇を押し付けたまま喋るから私の口からは勝手に変な声が洩れる

「や・・・だッ、やぁ・・・」

「やだ?
でも、やめないよ・・・んっ・・・」

「だめェ・・・!それ・・・ちゅって・・・・ッあ・・・」

「・・・っ・・・!ふぅん。ダメなんだ?
こんなにだらしない声上げてるのに?」

「!?」

シンくんに指摘され顔が熱を帯びた。

「」

そんなに優しい声で名前を呼ばれたら私の胸は高鳴るばかりだ...

もう恥ずかしくて・・・そんな顔を見られたくなくて私は両腕で顔を覆った。

「・・・ッッ!」

シンくんの笑い声と共に指が鎖骨に触れ、シャツのボタンが1つ外される

「シンくん!!ま、待って!」

慌ててシンくんの腕を押さえるけど、逆に押さえられてしまう。

「乱暴にはしたくないからさ・・・
だから腕はここね。」

私の腕を掴み首へと回させる。

「それに待てるわけないでしょ?」

「・・・んッ」

シンくんのしてくれるキス、すごく好き。
だけど少し不安になる・・・だって何も考えられなくなってしまうから。

ゆっくりと重なった唇
角度を変えてはシンくんの舌が私の舌を絡めとる。

「・・・っは」

唇から微かに漏れるシンくんの吐息が、私をおかしくさせる。

ずっとシンくんの唇に触れられていたいだなんて・・・──。

「どうしたの物欲しそうな顔しちゃってさ?」

親指で私の下唇に触れる。

「あぁそっか。
もっとしたいんだ?」

悪戯に笑うシンくんが妖艶で私はキスをせがむ。

「・・・・もっと、しよう?」

・・・私、何を言っているの?

「あのさ・・・」

ほらシンくんだってひいてる...

「」

「なし!今のなッ───!?」

突然シンくんが私を強く抱き締めた。

「・・・シンくん?」

「今の・・・兄さんに言ったりしてないよね?」

耳元の声に動揺しつつ答える。

「カ、カルラさんに?してないよ!!」

恥ずかしい・・・。

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